NPO法人情報技術取引所理事長 二上秀昭氏~ユーザーにアタック 多重構造をどうしますか?~①
ソフトウェア業界の多重取引き(いわゆる多重下請け構造)の弊害が指摘されて久しい。NPO法人情報技術取引所(JIET)は1996年から多重受発注構造の弊害を解消しようという主旨で活動、1,300社もの会員を擁する最大規模の業界団体だが、政策サイドや業界へのメッセージ発信力は“いまひとつ”の感が否めない。まして景気は「100年に1度」の大変な事態を迎えている。システム開発を支えてきた下請け構造が根底から揺さぶられるのか、トンネルの先の景色はどう変わるのか。二上さん、そろそろメッセージを出しましょうよ。
注)情報技術取引所:1996年4月「日本情報技術提携振興会」として発足、98年現団体名に改称、2006年1月内閣府認証の非営利特定活動法人に改組した。東京・池袋に本部を置き、北海道(札幌)、東北(仙台)、東京(池袋)、南関東(横浜)、東海(名古屋)、関西(大阪)、九州(福岡)に地区本部、千葉、埼玉、静岡に支部を置く。正会員、特別会員、賛助会員で構成され、2009年3月現在の会員数は法人1,294社、個人5名。ホームページによると「ソフトウェア業界の受発注案件取引所として電子メールによる仕事情報、案件情報、人財情報、技術者情報、パッケージ情報、イベント情報、システム開発情報などの情報交換の他、全国各地での営業商談会の開催などの活動を行う団体」とある。各本部でのオフ会形式の商談会のほか、新卒者採用フォーラム、技術者研修会などを実施することでソフト会社の底上げを図る一方、会員相互の情報交換で信用破壊につながる“粗悪”な協力会社、技術者の排除に努めている。本部:東京都豊島区東池袋3-1-1サンシャイン60(56階)
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