金衡坤(キム・ヒョンゴン)氏(韓国トゥービーソフト代表取締役) これからはREA 目指すは“汎アジア企業”①

 異種アーキテクチャーをWebで統合し、双方向のデータ利活用を実現するREA(Rich Enterprise Application)のコンセプトを引っさげ、韓国のソフト会社として初めてとなる東証マザーズ上場をねらっている。主力プロダクト「XPLATFORM」を採用する企業は北東アジア地域で約700社。マザーズ上場のあと目指すのは“汎アジア企業”だという。先に開かれた日韓IT企業交流セミナー(情報サービス産業協会/韓国情報産業連合会共催)のプレゼンターとして来日、多忙なスケジュールの合間を縫ってインタビューに応じてもらった。

『IT記者会Report』2009年6月22日号
interveu & written by Hitoshi Tsukuda

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金衡坤氏(韓国トゥービーソフト代表取締役) これからはREA 目指すは“汎アジア企業”②

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ITの関係もいい方向

 あ、それはわたしも同じです。東京には何度も来てますが、自分が東京のどこにいるのか、いまだによく分からない。

 ――お互いさま、というところですね。5年前だったか、いちばん寒い2月のソウルで2週間ほど過ごしたとき、空き日を利用して復元中の景北宮を観たり、街をウロウロした程度です。裏路地を当て所なく歩くのが好きなんです。それと去年、南大門からもくもくと煙が上がっているのを見て唖然としました。南大門を見ると、ソウルに来たぞ~、という感じがしましたから。思わず「ウソだろ?」と言ってしまった。

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金衡坤氏(韓国トゥービーソフト代表取締役) これからはREA 目指すは“汎アジア企業”③

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滑り出しはラッキーだった

 ――韓国のITベンチャーは、三星(サムソン)や現代("ヒュンデ)、LG(金星)といった財閥系の情報サービス部門からスピンアウトするケースが多いと聞いています。トゥービーソフト社の場合はどうだったんですか?

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金衡坤氏(韓国トゥービーソフト代表取締役) これからはREA 目指すは“汎アジア企業”④

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日韓のソフトギャップ

 ――あくまでもわたしの個人的な見解ですけど、1997年の通貨危機をきっかけに、韓国でITベンチャーが何百社も誕生した。日本に紹介されるパッケージはWindowsベースで稼動するインターネット関連製品が大半で、エンタープライズ向けは少なかった。ニーズとシーズが合致していなかった。それと現在も存在しているのは何社もない。日本のユーザー企業が韓国製ソフトを採用しないのは、実はそのようなギャップが原因なんじゃないでしょうか。

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