谷上俊二氏 (株)TDCソフトウェアエンジニアリング代表取締役①

 TDCソフトウェアエンジニアリングは、故・野﨑克己氏が1963年の12月、東京・神谷町に創業したソフト業界の“老舗”。今年6月、社長に就任した谷上氏は同社新卒採用一期生の純プロパーだ。就任後初の記者懇談会で「中堅ユーザーの“かかりつけ医”」戦略を打ち出した。東証1部上場企業として軽々な発言を控えたため、やや具体性に欠けた。もうちょっと本音を聞かせてくださいな。

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谷上俊二氏 ②

面白く変革する

谷上 わたしは規模の拡大がすべてとは考えてない。“3000億円クラブ”を目指していくつか経営統合があったけれど、同質の企業が一緒になって体質が強化されるかどうかは別問題じゃないですか。こういう急激な景気変動があると、規模が大きいことの弱点が出てきてしまう。結局は「強みをどう生かすか」じゃないかな。

 ――強みというと?

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谷上俊二氏 ③

どんなサービスを用意するか

 ――辛口の指摘をすると、“かかりつけ医”というのは目指す姿であって、何をするのが“かかりつけ医”なのかが重要じゃないですか。調剤薬局が医療サービスの役割を担おうとしているのは、超高齢社会に向けた在宅医療という前提があるわけです。すると、ソフトの受託開発が調剤薬局の機能とすると、医療サービスに対応するものが必要になる。

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